令和5年第4回定例会

元日に発生した能登半島地震におきまして、多くの尊い命が犠牲となりました。妻子を失くした警察官が尽力されていることや、救出準備にあたっていた消防団員が亡くなられたことなどの報道に接するたびに、胸が締め付けられます。犠牲になられた方々に対し、衷心より哀悼の誠を捧げますとともに、今なお不自由な暮らしを余儀なくされている被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

「私たちにできることを」との思いから、市では募金箱設置のほか、駅頭での募金活動を実施し、多くの方々より温かいお気持ちを頂きました。引き続き、被災地の要請などに注視し、私たちにできる支援を行ってまいります。被災地の1日も早い復旧復興を祈念いたします。

市でも、今後、地域防災計画の改訂や今年度策定する避難行動要支援者避難支援計画に基づく取組を順次進めていく予定です。今回の震災を教訓としてさらなる充実に努めてまいります。市民の皆様におかれましても、今一度災害への備えをご確認いただきたいと思います。

さて、令和5年第4回定例会に関して主に3点ご報告いたします。まずは、6年度から開設予定の「こども家庭センター」設置についてです。当センターは、子育て世代に対する包括的な支援体制として、児童福祉と母子保健の両面から一体的な支援を行うものです。これまで以上に庁内における連携も強化し、こどもたち自身への支援も含め充実させてまいります。次に、都市計画税における令和6年度から8年度までの3か年の税率については、標準税率の0.3％から0.24％へ、引き続き減税を行うこととなりました。最後に、国の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金追加分（7万円）支給事業については、対象となる皆様へ速やかに支給できるよう準備を進めてまいります。

市政には乗り越えるべき課題が多くあります。被災地へ心を寄せつつ、地域のwell-being向上へと着実に歩みを進めてまいります。
 

（広報ひがしくるめ令和6年2月1日号掲載）