令和7年第3回定例会
ページ番号 1027891 更新日 令和7年10月22日
今号の広報紙の1面は、「まちっこ広報部」のこどもたちによる取材記事です。市内を歩き、自分の目で見て感じた魅力を取材し、広報紙やSNSで発信してくれました。こどもたちが地域を学びながら郷土への愛着を育むと同時に、私たち大人も新しい視点でまちを見直すきっかけをもらえる、非常に意義深い取り組みとなりました。
9月議会では、市民生活を守り支えるためのさまざまな提案をしました。物価高騰に対応するため、18歳以上の市民を対象に、PayPayを活用した33%のプレミアム付き商品券を発行します。最大3万円まで利用でき、家計の助けになるとともに市内の経済を後押しする仕組みです。また、介護や障害福祉サービス事業者の皆さんにも支援金を交付し、厳しい環境のなかでも安定したサービスを提供できるようにします。
市役所の仕事の進め方も変えていきます。会計事務のDX化を進め、電子請求や電子決裁を導入することで、年間約8900時間分の業務量の削減を見込んでいます。これは人件費に換算すると、約2800万円に相当します。さらに、介護サービス事業所では、オンラインでケアプランを共有できる仕組みを導入し、職員の負担を軽くしながら、より良いサービスにつなげていきます。
そのほか、市民みんなのまつりではデジタルスタンプラリーやキャッシュレスキャンペーンを行い、楽しみながら地域を盛り上げていただける企画を準備しています。防犯カメラの設置やこどもの遊び場づくりも進め、安全で安心できるまちづくりにもしっかり取り組んでいきます。
そして最後に、大変うれしいお知らせです。市内在住の彫金家・奥村公規氏が、国の文化審議会により重要無形文化財「彫金」の保持者、いわゆる人間国宝に認定されることとなりました。奥村氏は幼少より彫金を学び、武蔵野美術大学を卒業後、人間国宝である鴨下明氏や鹿島榮一氏に師事されました。以来、日本伝統工芸展をはじめ数々の場で作品を発表し、象嵌の技法を中心に、詩情豊かで優美な作品を生み出してこられました。その功績は高く評価され、平成7年には文部大臣賞を受賞。今日に至るまで後進の育成にも尽力されております。今回の認定は、奥村氏の卓越した技術と不断の努力が結実したものであり、市民にとって誇り高き喜びです。心からの敬意を表するとともに、この輝かしい栄誉を市民の皆様とともにお祝いしたいと思います。
(広報ひがしくるめ令和7年10月15日号掲載)
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