令和4年第1回定例会、令和4年度予算

今後このコラム欄を通して、予算や決算、市議会定例会などについて、直接市民の皆さまに報告させていただきます。

3月28日に令和4年第1回市議会定例会が閉会し、私にとりまして市長として初めての定例会でしたが、議員の皆さまには真摯な議論を頂き、提出したすべての議案が可決成立となりました。

さて、就任早々4月1日より、重点取り組みの一つに掲げましたDX（デジタル・トランスフォーメーション）を全庁横断的に推進する統括組織として行政経営課を創設するとともに、公共施設マネジメントの推進に向け、新たに担当課長を設置しました。DX推進の具体策として、システム化やオンライン化を進め、中でも、市民課窓口において申請書などの記入をせずに手続きが行えるシステムを導入し、お手間を取らせない市役所へ向けての一歩を踏み出します。また、未来志向による公共施設の適正配置の検討のあり方について、庁内での議論を開始してまいります。そのほか、スクールソーシャルワーカーなどの体制強化や多胎児家庭支援、保全緑地の公有地化を進め、加えて、環境負荷の軽減と防災機能の向上を目的に、市役所本庁舎に太陽光発電パネルおよび蓄電池などを設置して、72時間非常用電源を確保し大規模災害に備えてまいります。

新型コロナウイルス感染症の影響で私たちの生活は一変し、世界でも暗いニュースが多く流れる世情です。このような時でも、いや、このような時だからこそ、私たち市職員はひたむきに、前向きに市政発展に力を尽くします。「至誠通天（しせいつうてん）」とは、一つ一つの課題に誠実に取り組み努力すれば、必ず願いは叶うという意味です。新しい市政の実質的なスタート。課題は山積していますが、市長である私自身が先頭に立って一つ一つの課題に誠実に取り組んでまいる所存です。市民の皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

（広報ひがしくるめ令和4年4月15日号掲載）