ひがしくるめの花ごよみ(セイヨウタンポポ)
ページ番号 1017351 更新日 令和3年4月9日
セイヨウタンポポ (中央町1丁目1番付近 街路樹桝の中)
下記写真は東久留米駅から西に延びる、まろにえ富士見通りのアルテミスウイメンズホスピタル付近の街路樹の桝です。多くのセイヨウタンポポが咲いていますが、この時期は黒目川や落合川の遊歩道などいろんな所で黄色い可憐な花を咲かせています。
今道路の脇などで見られるタンポポはセイヨウタンポポです。日本在来のタンポポにはカントウタンポポ、カンサイタンポポ、トウカイタンポポ、シロバナタンポポなど15種ほどがあると言われていますが都会で見られるのはほとんどがセイヨウタンポポです。またセイヨウタンポポと在来タンポポとの雑種のタンポポも増えているそうです。
タンポポ戦争 都市部を中心に、在来のタンポポが、セイヨウタンポポにしだいに追いやられ、姿を消している。これを外来産タンポポの日本侵略と考え、タンポポ戦争という言葉も生まれている。 セイヨウタンポポは強力な繁殖力を持った手ごわい侵略者。(1)花は主に春咲くが、その後も1年中ボツボツと咲く。(2)受粉しなくても単為生殖によって結実する。(3)都市化の波に洗われている悪い環境にも適応できるなどが主な武器。これらの武器を十分生かせる都市近郊では、在来タンポポの敗北はほぼ決定したといっていい。 タンポポ戦争の勝敗は自然破壊のバロメーターといえるわけで、自然の残っている所では、まだ在来のタンポポががんばっている。 【山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」山と渓谷社】より |
タンポポの特徴は、1つの中空の花茎の先に1つの頭花がつき、花茎には葉がないことです。頭花は多数の小花からなり、下部は緑色の総苞(そうほう)に包まれているので1つの花のように見えます。
タンポポの小花
雌しべと綿毛のもとが見えます。
花は日が当たると開き、曇ったり、暗くなると閉じます。またタンポポの綿毛は雨の日には開きません。雨で綿毛が濡れてしまうと飛ぶことができないからだそうです。
身近にあるセイヨウタンポポですが、1つの株を日を追って観察して花が綿毛に変わる様子を見たり、花粉はあるのかなとルーペでのぞいたりすると新たな発見があるかもしれません。
夕方のタンポポ
陽を浴びたタンポポ
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