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「令和5年度東京都功労者表彰(文化功労)」を受賞した近藤有紀子氏が市長を表敬訪問しました

ページ番号 1023459 更新日  令和5年11月28日

画像 表敬訪問時の記念写真
左から順に、市文化協会・井上事務局長、富田市長、近藤有紀子氏、市文化協会・比田井会長、片柳教育長

都民・市民の皆様がお茶に親しめる環境づくりにご尽力をいただきました
 ~まずは、(お茶を)楽しんでいただくことを常に心掛けています(ご本人談)~

市内在住で、NPO法人東久留米市文化協会(以下、市文協)茶道連盟所属・有祥会会長である近藤有紀子氏(表千家茶道教授)が、東京都から都民の生活と文化に特に功労があったものとして「令和5年度東京都功労者表彰(文化功労)」を受賞されました。同表彰式は10月2日に東京都庁第一本庁舎5階大会議場で行われ、この報告のため、近藤氏、市文協比田井会長および井上事務局長が11月15日に市長を表敬訪問しました。

近藤氏は、長年に亘り市文協茶道会の一員(前会長・現監査役)として、市民だれもが気軽に茶道に親しみやすい環境づくりに取り組み、市教育委員会が実施する市民文化祭や市民大学、市文協が主催する文化協会フェスティバルに協力して、来場者にお茶を体験する機会を提供されてきました。また、文化庁主催の伝統文化親子教室の実施および市文協主催の子どもと大人の体験塾においては、こどもたちに日本の伝統文化であるお茶の世界に触れることができる教室を実施しています。
また、茶道に馴染みのない方や外国の方など誰もが気軽に体験できる機会を提供するため、東京都主催の東京大茶会において市の代表として市文協茶道会をけん引し、国内外に広く茶道文化を発信する活動に協力しています。

この度はおめでとうございます。

詳しくは生涯学習課(電話042-470-7784)へ。

表敬訪問の様子

画像 表敬訪問の様子

茶道を始めたきっかけは

近藤氏

とても良い先生に巡り合えたからでしょうか。喜んで毎週通っていました。そのおかげは大きいと思います。楽しくて夢中でやっていたら50年経っていたという感覚です。

市文協会長

人生の中で、良い師匠に巡り合うことはとても重要ですね。古くから、良い先生・友達・書物と出会えることが重要であると言われています。なんでも道のつく世界は、人がひた向きに学び切り開くことで初めてそこに道ができるわけで、近藤先生は長年お茶の道を一筋に歩んでいらっしゃる。素晴らしいことです。

表彰式のご様子は

近藤氏

10月2日に東京都庁に伺いました。舞台上に椅子がならべられていて、各分野の代表の方が13人ほど舞台に上がって、そのうちの一人として小池百合子東京都知事から直接、表彰状を頂戴いたしました。

茶道に対する若い方たちの反応について

市長

市文協が実施するフェスティバルや市教育委員会が実施する二十歳(はたち)のつどいをはじめとするイベントに協力いただいています。私もお茶を頂いたことがありホッとします。若い方たちが日本の伝統文化に触れる機会が大切です。若い方の反応はどうですか。

近藤氏

入りにくいだろうと思って「お菓子をいただいてお茶を飲むだけだから大丈夫よ」などと声をかけて誘うと結構若い人も入ってきてくださって「おいしかった」といって帰られます。やっぱりそういうチャンスがあった方が良いと思うんですよね。茶道なんて言うと難しく考えがちなんですが、そうではなくて、経験してみるとそれほどではないので入口は大きくして、本当にお茶がやりたい人にはきちんと指導しながらだんだん厳しくしていく。はじめから厳しくするのではなく、まずは、楽しんでいただくことを常に心掛けています。

NPO法人東久留米市文化協会を通しての文化の普及活動

教育長

国や市の事業にご貢献があってのご表彰と伺っています。具体的な内容について教えてください。

市文協事務局長

東京都主催の東京大茶会の他にも、文化庁主催の伝統文化親子教室がありますが、この事業については平成28年だけ市文協茶道会が携わっておこないました。茶道の歴史を教えてあげて、お茶を点てて飲むというお茶の基本を親子で体験していただきました。その4回のうち3回は近藤先生が主となってご指導いただきました。これを踏まえて、市文協でも子どもの体験塾が始まりまして、そちらでも指導していただいております。現在でも子どもと大人の体験塾として、茶道はすごい人気で、定員の何倍も応募があるため、開催回数を細かく分けるなどの対応をして、日本の伝統文化の茶道に親しんで頂ける機会を毎年提供していただいています。

こどもたちにお茶を教えることについて

教育長

こどもたちに教えるのは難しいところはありませんか。

近藤氏

そうでもないんです。こどもは割とスッと入っていくんです。そんなに難しいことをわかってもらおうとも思っていないので、「あー楽しかったな」で終わらせたいんです。「お茶って楽しかったな」という記憶だけ残しておけば、いつかやりたいなと思った時に自分から進んでやろうと思います。教える際には、茶道会の先生たちにお点前してもらっているのを、今何をしているのか説明をして、親子でいっしょにご覧になって頂きます。そして最後にお菓子をいただいて割と楽しかったなという思いだけが残れば、それでいいんじゃないかなと思っています。

茶道を通して得られたこと

近藤氏

お茶を通していろんな人との触れ合いがあったことが、一番の財産だと思っています。これからも一期一会として一回一回の出会いを大切にしながらお茶を続けていきたいなと思います。お稽古でも、今日のお稽古はまた明日同じことをするわけでもありませんし、みんな違います。環境も違うので一回一回を大切に、一歩一歩歩くところから厳しく優しく、常にそうありたいなと思っています。今もかわらず、私はお茶を準備するところから楽しいです。

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