図書館フェス2015 ハコイイネ!カード
ページ番号 1025176 更新日 令和6年12月25日
あなたが図書館をつくるならどんな図書館がいいですか?
「こんな図書館あったらイイネ!」というアイデアを
「ハコ(図書館)イイネ!カード」にご記入いただきました。
皆さんから集まった「ハコイイネ!」カードの内容と内野安彦氏のまとめコメントをご紹介します。
図書館への希望
内容 | 年齢(代) | |
コーヒーを飲みながら本を楽しめたらいいなー | ||
3冊くらい、好きな本を持ちより共通する本を選らんだ者どおし、集まり、好きな本について熱く語り合う、イベントなんていかが? | 50 | |
人と本だけでなく、人と人も本を通じて語ったり、本から得られたアイディアを持ちよって、何か新しいことが生まれる(かもしれない)わくわくする場。 | ||
なつかしのあの本に出会える図書館 子どもの頃読んで大好きだった本、タイトルが思いだせない… そんな本を見つけてくれる本の探偵がいて、みんなの懐かしい本がいっぱいのそんな図書館 |
40 | |
DIYとしょかん 何か、ものづくりができると面白いかも、3Dプリンタとか! |
30 | |
世界をうつす図書館 日々の出来事、ニュースとリンクした本が紹介されていて、毎日変わる。 そんな変化に富んだ、旬のある図書館だといいです。 |
30 | |
「年代交流図書館」 お年寄りが昔読んだ本を子どもに読んであげて、子どもが今自分たちの好きなことについての本を紹介しあう。いろいろな年代がつどう図書館。 |
50 | |
田舎の本やさんでは出会えないマニアックな本たちがいる場所がいいなあ | ||
いつでもだれでも1人でも自由に利用できることが魅力! | 30 | |
色々な意見の方が様々な表現をでき、交流できるところ。 | 30 | |
「過去」を活かし、今をともに歩み未来をつくろうとする、郷土の情報を大切にしている | 40 | |
自由な時間に来て、自由なものを読める、「自由型図書館」。 (まんがを読む部屋、本を読む部屋、本を使って料理を作ったり工作したりできる部屋、かべに絵を描いたりゆかに絵を描いたり出来る部屋、など) もちろん本を使ったりしたいです。 |
10 | |
法律の悩みゴトを含めた対応できる図書館。地域の相談窓口に(市役所、士業)つながっている図書館。 | 40 | |
オランダの「木の図書館」みたいに、いつでも子どもたちが本を自由に手にとれるといいな |
展示のアイディア
内容 | 年齢(代) | |
歴史や武将が好きなので本だけでなく、ジオラマなども込みで展示できたら面白いだろうなあと思ってしまったり。 | 20 | |
自分の本の“ヘンレキ”を並べ、ゆえに自分があります…というような箱をつくったら面白そう。 | ||
「生き字引き」図書館 地域のお年寄りなどが、「語り部」として様々なことを話してくれる図書館 |
40 | |
「自分史」図書館 自分だけの「自分史」を読むことができる図書館。過去を振り返りたい人におすすめ。 残念ながら、他人の「自分史」は読むことができませんが… |
40 | |
お局さまの部屋 お局さまを中心に書やうたや琴や優雅に競いあい、磨きあったであろうことに関する書物を集めたい! |
50 | |
第八森のこどもたち 福音館書店 その他題名を思い出せないけれど戦争中の体験をもとにフィクションとして書かれたものを集めたい 1.バルト三国のあたりからシベリアまで行ったり 2.スウェーデンの小島にそかいしたり |
60 | |
「年代交流図書館」 お年寄りが昔読んだ本を子どもに読んであげて、子どもが今自分たちの好きなことについての本を紹介しあう。いろいろな年代がつどう図書館。 |
50 | |
ようかいとしょかん/ようかいのことをもっと知る | ||
きょうりゅうとしょかん | ||
マンガ図書館 | 10 | |
ことばと音の図書館 | 30 | |
素材を知る本、調理法を知る本、郷土料理(世界各国でも)/その地方を知る本/食から広がる知の探究 | ||
〇アジア文学の図書館 〇北アフリカ文学の図書館 〇西アフリカ文学の図書館 〇東アフリカ文学の図書館 〇南部アフリカ文学の図書館 |
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東久留米の文学散歩 住人だった文学関係者や代表作、東久留米が育てたものは 何か、地形、正史、自然などからジャンルを問わず詩、歌、まんが他作品に出た部分も |
70 | |
昔ばなし、その他よく知られた絵本を世界の国々で出版されているものを集めて展示すると興味深いと思います。 |
内野安彦氏 まとめコメント
どうも、お疲れ様でございました。なんだかとっても和やかな雰囲気でいいなと思っております。いろんな思いがこの中に書かれているんですけれども、その前にちょっとだけご紹介したいんですが、今日この、こういう場に来るということで、大学の司書課程の学生に「必ず書いてね」ということでこんな質問をしました。「あなたにとっての図書館を一言で、コピーのようなものを考えてください」と聞きました。その中でいくつか素敵だなと思ったのをご紹介しますけれども、
・幸せになれるところ
・身近な旅行先
・本の虫のおなかを満たすレストラン
・知識の母体
・宝さがし
もちろん色々なものがありましたけれども、結局、学生さんにとっても図書館は「それぞれの使い方」があるのだと思います。それで僕はいいと思います。ですから多様な目的があっていいと思うし、このボードに書かれたものもさっと先ほど見せていただいたんですが、やはり様々なご希望ご意見、もしくは「想い」っていうものがたくさん詰まっていてとっても素敵だと思います。
繰り返しになりますけれども、図書館は、自分が、皆さんが、演出していいところだと思っています。先ほど塩尻の例をちょっとご紹介しました。僕自身が気づいていなかったことを市民の方がたくさん教えてくれました。そして、実は、もしかしたら皆さん参加したいんですよね。ところが、なかなかどういうきっかけで参加したらいいのか分からない。そうすると、この「ひとハコ図書館」の機会というのは、ものすごく素敵だと思います。今日、そうした意欲がふんだんに感じられました。
「何が図書館の未来か」と言ったら、デジタル化して便利になって瞬時に情報が出てくるというのも確かに「未来」です。でも、今の公共図書館のルールを決めている法律「図書館法」ができた1950年から、「図書館はこういうものですよ」ということを謳っていて、様々な議論が重ねられてきて、しかしそれでもまだ、なおかつ図書館というのが、本当に「市民のもの」になっているのか?
やっぱり、今回のカードのようなこうした意見出しを日常的にできるようになれば、市民の方と地方公共団体が一つになってまとまっていける。さらに、ロビー活動をして、議員さんにもっともっと理解をしていただければ、潤沢な予算が集まってくるだろうと。そうすると、「イイネカード」に書かれていることが夢ではなくなります。現実になってくる、ということが僕は見えてくるのではないかと思っております。
この素敵な機会に、お招きいただきまして、拙い話、一時間お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
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