「災害時の分散避難と感染症対策」について検討しましょう
ページ番号 1015621 更新日 令和2年7月1日
集中豪雨や台風のシーズンがやってきました。
「備えあれば憂いなし」ことわざにあるとおり、常日頃から防災に対する関心を寄せ、台風や地震などの大災害時にどのような行動をとったらよいのかを事前に検討しておき、必要な防災用品や食料品などを備えておくことが大切です。
そして、新型コロナウイルス感染症の大流行により、これまで以上に、風水害や地震など災害発生時に開設する避難所の感染症拡大の危険性が危惧されています。それは、避難所に、一度に大勢の避難者が集まることにより、避難所内が3つの密(密閉、密集、密接)になりやすく、感染症の集団感染が起こりやすい環境になってしまうからです。
これを避けるためには、避難先として避難所だけでなく、「在宅避難」や親せき宅、知人宅などへ避難する「分散避難」を基本として、市民お一人お一人が取り組みを進めていくことが重要です。
以下に示す項目を参考にして、災害時の分散避難と感染症対策について、備えを進めましょう。
災害が起きる前に
1 「洪水ハザードマップ」を確認しよう
いま住んでいる自宅や自宅周辺にどのような危険があるのか、ハザードマップで確認しましょう。
- 令和2年3月に、洪水ハザードマップの想定最大雨量や浸水深基準等の変更により、浸水区域が変更となった地域が多くあります。必ず確認をしておきましょう。(ハザードマップは、防災防犯課へお問い合わせください。)
2 「避難が必要かどうか」を判断しよう
- 避難とは「難」を「避ける」ことです。いまお住まいになっているご自宅が安全な方は、避難所へ避難する必要はありません。ご自宅の方が安全と思われる場合には、ご自宅に留まる「在宅避難」をしましょう。
- 避難が必要な場合でも必ずしも市が設置する避難所ではなく、親せき宅、友人宅、知人宅なども避難先としてなりえます。あらかじめ避難所以外への安全な場所へ避難する「分散避難」についても検討をしておきましょう。
台風が来る前に、事前に気象情報や行政が出す情報の把握に努めることで、状況に合わせた判断を行うことができます。こまめな情報収集を行い、適切な判断ができるようにしましょう。
「東京マイ・タイムライン」を活用して、家族と避難行動について具体的な話し合いをしておきましょう。(東京マイ・タイムラインは、防災防犯課へお問い合わせください。)
3 「非常時持ち出し品」を確認、備えよう
- おおむね7日分の水や食料のほかに、生活必需品、防災用品を備えておきましょう。
- 避難所では、食事等が用意されているわけではありませんので、各自の分は各自で用意する必要があります。水や食料、必要な生活用品などの非常時持ち出し品を備えておきましょう。
- 感染症対策としてマスクや手指消毒剤、除菌アルコールペーパー、体温計なども備えておきましょう。
- 上履き、靴を入れる袋、ごみ袋なども忘れないようにしましょう。
備蓄の新しい考え方「ローリングストック」を取り入れましょう。
ローリングストックとは、普段から自宅に少し多めの食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を備蓄しておく方法です。日常生活の中で消費しながら食料備蓄を行うという考え方です。
4 発熱などの症状がある場合は「電話相談」を
- 東京都電話相談窓口 0570-550571 受付時間 9時から22時まで
- 東京都多摩小平保健所 042-450-3111 受付時間 平日9時から17時まで
- 東京都電話相談窓口 03-5320-4592 受付時間 平日17時から翌9時まで、土日祝は終日
災害が起きたら(避難所での留意事項)
5 「基本的感染防止策の徹底」を実践しよう
感染症対策の基本は、「手洗い」と「咳エチケット」です。
- 様々なものに触れることで自分の手にウイルス等が付着する可能性があります。こまめに石鹸で手を洗い、水で流し、消毒剤で手指を消毒しましょう。
- くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれません。マスクを着用し、咳エチケットを守りましょう。
6 可能な限り「3つの密」を避けよう
- 窓や扉などを開放して、こまめな換気を行い「密閉」を避けましょう。
- 人との距離をとり、対面とならないように注意して「密集」「密接」を避けましょう。
- 3つの密が回避困難な場合は、比較的余裕のある他の避難所への移動も考慮しましょう。
- 食事の際は、同じ方向を向く、互い違いに座って食事するなどの対策をとりましょう。
7 「健康管理」と「衛生管理」に努めよう
- 毎朝の体温測定や健康チェックを行い、体調の変調を見逃さないようにしましょう。
- 避難所では、37.5℃以上の発熱が確認された場合、感染拡大防止のために一時的に他の避難者と離れた場所へ移動し、その後に医療機関を受診していただくようお願いする場合があります。症状が出た場合は、速やかに係員へお申し出ください。
- 避難所は、他の避難者と共同で運営し、生活をします。ごみは、ごみ袋に入れ、常に身の回りの整理整頓を心がけましょう。また、トイレなどを共同で使用する場所は、清潔を保つように心がけましょう。
- ペットは、避難所敷地内(屋外)へ一緒に避難する「同行避難」ができます。避難所屋内で一緒に生活を共にする「同伴避難」はできません。日頃からペットをクレートに馴らしたり、事前に預け入れ先を決めておくなどの検討をしておきましょう。
避難の流れ
水害時に開設予定の避難所
- 開設情報は、市ホームページや安心くるめーるなどでお知らせします。
備えておきたい備品リスト
(「東京防災」より引用)
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このページに関するお問い合わせ
環境安全部 防災防犯課 防災・防犯担当
〒203-8555 東京都東久留米市本町3-3-1
電話:042-470-7769 ファクス:042-470-7807
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