ハクビシンやタヌキなどの野生動物の相談
ページ番号 1000794 更新日 令和3年1月21日
ハクビシンやタヌキは都内に生息する野生動物で、市にも目撃情報や被害相談が寄せられています。
特に、ハクビシンによる以下の相談が増加しています。
- 天井裏等から動物らしい大きな足音が聞こえる。
- 庭やベランダの同じ場所にフンをされる。
- 庭の果物等を食べられる。
ハクビシン等の野生動物を見かけたら、近づかず、エサをあげたりしないでください。
ハクビシンの特徴
「白鼻芯(はくびしん)」と書き記すとおり、鼻筋に白い線が芯のようにとおっているジャコウネコ科の小動物で、日本列島のほぼ全域に生息している外来種です。
- 体長が尾を含めて約90センチメートルから110センチメートル程度(成獣)で、ネコのような体つき。
- 顔の真ん中に白いすじがあり、体色は黄色がかった褐色で尾が長い。
- 前足・後足とも指の数は5本。
- 夜行性だが、日中に活動することもある。
- 木登りが得意で、電線も渡ることができる。
- 雑食性でさまざまなものを食べるが、特に果実が好物。
- フンは同じ場所に溜める習性がある。
タヌキの特徴
沖縄を除く日本全土に生息しており、基本的には森林などの自然が多い場所で生活していますが、住宅地の側溝等もねぐらとしています。臆病な性格で、人家に住み着くことは稀です。
- 体長が尾を含めて約50センチメートルから60センチメートル程度(成獣)。
- 目の周りと脚が黒く、全体の体色は灰褐色で、尾は太くふさふさしている。
- 前足・後足とも指の数は4本。※ハクビシンは指の数が5本です。足跡があれば注目してみてください。
- 基本的には夜行性。疥癬病(ヒセンダニによる皮膚病)等で弱ると、日中に姿を見せることもある。
- 木登りはできない。
- 雑食性でさまざまなものを食べるため、ゴミをあさることもある。
- フンは同じ場所に溜める習性がある。
アライグマの特徴
北米大陸原産の中型の哺乳類で、日本にはペットとして持ち込まれました。しかし、力の強さや気性の荒さから、ペットとして飼われていたものが捨てられたり、逃げだしたりして野生化し、日本各地で繁殖しています。外来生物法に基づく特定外来生物に指定されています。
- 体長が尾を含めて約70センチメートルから90センチメートル程度(成獣)。
- 耳はとがっており、眉間には黒い線、目の周りに黒い帯、尾に5本から7本の黒い縞がある。
- 前足・後足とも指の数は5本。手先が器用である。
- 夜行性だが、日中に活動することもある。
- 木登りが得意である。
- 雑食性、カエルなどの小動物、スイカ、ドーナツなどなんでも食べる。
まずは自己防除対策を
ハクビシンやタヌキなどは「鳥獣保護法」により保護され、市による捕獲は行っておりません。ハクビシンやタヌキを見かけたら、えさをあげたり、近寄ったりしないでください。
被害を防ぐために
ハクビシンは、果実を食べたり、子育てのために家屋に住み着くことがあります。
- 縁の下、通風孔などの侵入口になるすき間(たばこの箱程度)をふさぎましょう。
- 敷地内の果物の実を早めに収穫するか、網などをかけましょう。
- ペットフードの残りや生ごみなどを外に放置しないようにしましょう。
敷地内に入ってきたら
- 敷地内に入ってきた場合は、人間が直接目を合わせたり水を掛けるなどして追い払う。
- においの強いもの(木酢液や竹酢液など)を散布する。
- ハクビシンは聴覚が発達しているため、大きな音を立てて脅かすことも効果的です。
捕獲・駆除について
鳥獣保護法により捕獲許可をもつ者でないと、捕獲・駆除ができません。
野生鳥獣を許可なく捕まえたり、飼うことはできません。違法に捕獲した鳥を売ることや飼うことも禁止です。許可なく捕獲した場合は、法により罰せられます(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)。
市では、野生鳥獣による生活環境等への被害がある場合に、専門の業者を紹介しています。
住宅街をうろついているという理由で、予防的な捕獲はできません。
タヌキが確保できるほど弱っている場合
タヌキが確保できるほど弱っている場合は、以下の点に注意して逃げられないように確保した後、東京都までご連絡ください。
- タヌキは寄生虫を持っているため、絶対に素手では触れず、ゴムや皮手袋を着用する。
- タヌキが動かないようにポリバケツ等をかぶせ、重石を載せる。
- 接触した手袋やビニール袋等は廃棄もしくは熱湯消毒をする。
- 作業終了後は必ず石鹸で手を洗う。
詳しくは、東京都多摩環境事務所自然環境課 電話:042-521-2948(直通)平日午前9時から午後5時まで
このページに関するお問い合わせ
環境安全部 環境政策課 生活環境係
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