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株式会社三河屋製麺(令和2年1月31日)

ページ番号 1014675 更新日  令和5年1月5日

宮内社長(左)と並木市長(右)株式会社三河屋製麺 物流ベース前にて
宮内社長(左)と並木市長(右)

令和2年1月31日(金曜日)、市内にある株式会社三河屋製麺を訪問させていただきました。

株式会社三河屋製麺は、昭和36年(西暦1961年)創業の業務用生中華麺専門メーカーです。

元々、会社は保谷市(現西東京市)にあり、麺類全般を扱っていたそうですが、平成15年に生麺専門の工場として東久留米市に本社・工場を移転。平成20年には、同市にて第2工場を稼働。さらに、令和元年には物流ベースの稼働も開始し、事業を拡大。現在に至るそうです。

宮内社長の麺への思い

三河屋製麺は会社としては創業50年を越えましたが、お客様の要望に合わせて製造している生中華麺(オリジナル麺)の提供は開始してから20年ほどとなります。

約20年前、その頃にはすでに長い歴史を持つ大きな中華麺の製麺会社がたくさんあり、後からその業界に食い込むことは厳しい状況でした。当時の各製麺会社は「うちの麺はこれです。」という形で麺を販売しており、ラーメン屋の方が自身の作るラーメンに合う麺(製麺会社)を選ぶのが主流でした。
しかしながら、どこの製麺会社もラーメン屋単位のオリジナル麺の製造を行っていなかったため、ここに事業のチャンスを見出しました。三河屋製麺の麺を売り込みにラーメン屋を訪問し始めた当初は素気無く断れ続けてしまいましたが、「太さや味が違う麺を何とか考えるから見てください。」と何度も足を運ぶうちに、熱意が通じ何店かで使われ始めました。また、ちょうどその時代は個人経営の新たなラーメン屋が次々とでき始め、この流れは、テレビで連日ラーメンの話題が出るというラーメンブームに繋がりました。この中では、製麺会社にも注目が集まり、自分のスープに最も合うオリジナル麺を追求したいというラーメン屋が多く現れました。その結果、多くのラーメン屋に「三河屋製麺の麺」を使っていただき、そのラーメン屋が多くのお客さんの心を掴んだのです。

「三河屋製麺はおいしいラーメンを作っていただくため、オリジナル麺を提供し続けます。ラーメン屋の数だけ、必要とされる麺の要望がある。ひたすら麺を追及し、製造することが我々の使命であると考えております。」

 

宮内社長から、これまでの三河屋製麺の歴史と麺に対する熱い思いをお話しいただきました。

事業説明の様子
事業説明の様子

工場見学

工場見学では、小麦粉等が麺になるまでの工程を見学させていただきました。

まずは、小麦粉等を練り機で混ぜ合わせます。次に、練りあがった生地をローラーに通し、麺帯を作成し、巻き取ります。巻き取った麺帯は乾燥しないようビニールで包み、熟成させます。

その後、複数のローラーで徐々に麺帯を圧延します。複数のローラーを通し、徐々に伸ばすことで、表面の滑らか生地を作り上げます。これは食べたときの触感などにも影響するとのことです。

圧延された生地は切り分けられます。太さや形状(もみ・ストレート・ちぢれ)など様々な形に加工され、自動で袋詰めされます。

出来上がった麺は、一晩冷蔵庫で熟成・冷却されます。

 

ほぼすべてが自動化されており、数多くの有名店で使用されている麺がストレートやちぢれ麺など様々な形で出来上がる様子は圧巻でした。

練り機の説明をする宮内社長
練り機の説明をする宮内社長 

圧延の様子
圧延の様子 


切り分けられた麺
切り分けられた麺

熟成・冷却工程
熟成・冷却工程


また、令和元年に稼働を開始した物流ベースも訪問させていただきました。

倉庫の中には出荷を待つ麺が所狭しと並べられており、-20℃の大型冷凍庫もありました。東京近郊への配送は自社トラックにて行うそうです。

物流ベースにて社長(右)から説明を受ける市長(左)
物流ベースにて社長(右)から説明を受ける市長(左) 

配送トラック
配送トラック 



お忙しいところご対応いただきました宮内社長、村上部長をはじめ、従業員の皆様に改めて感謝を申し上げます。

このページに関するお問い合わせ

市民部 産業政策課 労政商工係
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電話:042-470-7743 ファクス:042-470-7811
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