第75回”社会を明るくする運動”東京都推進委員会作文コンテスト優秀賞受賞者の市長への表敬訪問と佳作受賞者への賞状授与式が行われました

ページ番号 1028721 更新日  令和8年3月16日

記念写真
2月16日に行われた表敬訪問の様子(左から順に、富田市長、小川奏音さん(受賞者))

第75回”社会を明るくする運動”東京都推進委員会作文コンテストにおいて、市立東中学校2年生の小川さんの作品が東京都中学校長会会長賞を受賞し、これに伴い、2月16日に富田市長が小川さんとお母様の表敬訪問を受けました。

また、同作文コンテストにおいて、市立南中学校1年生の川原さんの作品が佳作を受賞しました。これに伴い、2月9日に市役所で「第75回”社会を明るくする運動”東京都推進委員会作文コンテスト賞状授与式」を行い、東久留米市社会を明るくする運動推進委員会委員長である富田市長から賞状が授与されました。

記念写真
2月9日に行われた賞状授与式の様子(左から順に、富田市長、川原一華さん(受賞者))

このたびの受賞は、小川さんと川原さんが同作文コンテストにおいて、犯罪や非行のない明るい社会を築いていく重要性をよく理解し優秀な成績を収めたことにより表彰されたものです。受賞おめでとうございます。

東京都中学校長会会長賞受賞作品

犯罪のない社会へ

東久留米市立東中学校2年 小川奏音

私が「将来は絶対検察官になる」と心に決めたのは小学四年生の夏でした。きっかけは、夏休みの自由研究で実際に刑事裁判を傍聴したことです。事件を調査し、法廷で立証する姿に強い憧れを抱き、自分も人の役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。
 それ以降、法律関係の本を読んだり、ニュースで取り上げられる事件を詳しく調べたりしました。私の中で検察官とは、「法に基づき加害者に責任を取らせると共に、被害者の痛みに寄り添い、権利や感情を社会に伝える役割」だと考えていました。そして、それこそが犯罪と向き合う最適な方法だと信じてきました。
 しかし、この「社会を明るくする運動」に参加するにあたって、色々なことを調べ、考え方に変化が生まれました。犯罪はただ裁くためのものではなく、起きないようにしていくべきものではないか、ということです。
 中学校のボランティア活動で地域の清掃をした数日後に、突然お年寄りの女性に「前はありがとうね」と声をかけられました。最初は驚きましたが話すうちに、この人がしてくれた感謝を大切にしたいと感じました。また、その時初めて地域の人とのつながりが安心して暮らせる環境をつくっていることに気づきました。自分の行動一つ一つを誰かが見ていてくれる、気にかけてくれる、そんな町であれば間違った方向に進んでしまいそうな人も、踏みとどまることができるのではないかと思いました。一方で、この経験から犯罪というのは一時的な感情からではなく、心のすき間や孤独、相談する人がいない不安などが少しずつ積み重なって起こるのかもしれない、と思うようになりました。
 他にも、帰り道に友達の悩みや愚痴を聞くのが増えた時期がありました。主に、私は話を聞くだけで、その子にうまくアドバイスができたわけではありませんが、日に日に友達の表情が明るくなっていた気がします。涙を流しながら感謝された時は心から、「人の支えになれたのだ」と実感できました。
 私は将来、検察官になりたいという気持ちは変わっていません。でも、その目的は「犯罪を裁くため」ではなく、「人の未来を守るため」になりました。公正な判断を下すこと、処罰も終わりではなく、立ち直りへの出発点にするために、人の人生に寄り添える検察官になりたいと考えています。
 社会を明るくするためには、処罰と予防、そして再出発の支援全てが不可欠です。そして予防と支援は地域と一人一人の心と行動の力で向上することが可能です。
 私はこれからも、自分の夢に向かって勉強を続けていきます。そして、日々の生活の中でも誰かを見守る視点をもち、思いやりを忘れないようにしたいと思います。今日から、犯罪のない明るい未来に少しでも貢献できる行動を重ねていきたいです。
 

佳作受賞作品

耳を傾けることから

東久留米市立南中学校1年 川原一華

「どうでもいい」「誰も私のことなんか気にしてない」そんな言葉を友人のAちゃんから聞いたのは小学生の高学年の頃。
 通っていた塾でいつも一人。以前はよく笑っていたのに、最近は目も合わさなくなった。気になっていたけれど、どう声をかけたらいいのかわからなかった。
 でもある日、思い切って「大丈夫?なんかあった?」と声をかけてみた。するとAちゃんはぽつりぽつりと話し始めた。家でのこと、学校でのこと、誰にも言えなかった話。聞いているだけで胸が苦しくなるような話もあった。でも私はうなずいて黙って聞いていた。何か気の利いたことを言うよりも、ただ「話を聞く」ことがいいと思ったからだ。
 一時間くらい話したあと、Aちゃんは「話しただけですっきりした!聞いてくれてありがとう」と言って久しぶりに笑った。その日から少しずつAちゃんは明るくなった。他の友達とも話せるようになって笑い声も聞こえるようになった。私はその時「人って、話を聞いてもらえるだけで前向きになれたりするのかな」と思った。
 もし私が声をかけなかったら、Aちゃんは今もつらい気持ちを抱えて傷ついていたかもしれない。最悪の場合には悪い道に引き込まれていく可能性だってあるかもしれない。
 ニュースやSNSで非行や犯罪の話題を見て、「なんでそんなことを?」と他人事のように思っていたけれど、その裏には「誰かに助けて欲しかった」「誰かに気づいて欲しかった」と言う気持ちがあるのでないかと思った。悪い道に行かないためには、まず「気付くこと」「耳を傾けること」だと思う。
 何か悩んでいる友達がいたら、放っておかない。正論を押し付けたり、アドバイスが必要なわけではなくて、「どうしたの?」と声をかけてみる。上手な言葉が出なくても、ただ隣にいるだけでもいいかもしれない。話したいと思っても聞いてくれる人がいなければ人はどんどん心を閉ざしてモヤモヤが溜まってしまうと思うから。
 私も過去に悩んだ時、ただ話を聞いてくれた両親や友達に救われたことがある。「話してくれてありがとう」の一言で心がすごく軽くなった。
 犯罪のない社会はルールを増やすだけではつくれないと思う。一人ひとりが誰かの小さなSOSに気付いて、その声に耳を傾けてみること。そんな誰かの小さな優しさの積み重ねがきっと悪い道から遠ざけていくと思う。
 これからも私は誰かの「聞く人」でありたい。「話してくれてありがとう」と言える人になりたい。

問い合わせ

福祉総務課(電話042-470-7749)

このページに関するお問い合わせ

企画経営室 秘書広報課 広報係
〒203-8555 東京都東久留米市本町3-3-1
電話:042-470-7708 ファクス:042-470-7804
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。