図書館フェス2023 本屋さんのトビラ
ページ番号 1025133 更新日 令和6年12月25日
図書館フェス2023にご参加いただいた各書店の紹介ページです。
地域に根差した本屋さんたちの、魅力あふれるコメントをぜひご覧ください。
※URLの公開は終了しました。
本屋さんのトビラ紹介
仕事や本についての質問にお答えいただきました。
◆ 質問 ◆
お店のご紹介
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
植物の本屋 草舟あんとす号
お店のご紹介
東京都小平市小川町2丁目の住宅街の中にある、植物をテーマにした新刊のちいさな専門書店です。色々な角度から植物に親しむきっかけを得られる品揃えを心がけています。園芸、畑、料理、薬草、植物療法、植物生態、環境、物語、絵本、工芸、美術、神話や伝説、個人発行のリトルプレスなど様々なジャンルを横断しています。植物図譜のポストカードや植物のタネ、お茶などの雑貨なども扱っています。2017年にオープンしました。店名は小川という町名にちなんで草の舟とし、ギリシャ語で「花」を意味する「Anthos」を用いました。
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
『虫と自然を愛するファーブルの言葉』副題:大事なことはみんな「昆虫」が教えてくれた。
ジャン・アンリ・ファーブル(著) 平野威馬雄(訳) 興陽館(発行) 1,650円税込
多岐にわたるファーブルの著作から集められた自然や科学や人生の大切な思い出についての短文集。「鳥と植物の章」もあります。植物と密接に関わる虫や動物を知ることによってさらに植物のことが深くわかるというファーブルの考えに大いに同意します。エッセイの飾らず寛いだ雰囲気の語り口も魅力的です。
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
ハーブガーデンで働いているときにバーネットの『秘密の花園』を読んだときにこういう本が園芸本の棚にある本屋をやりたい!というビジョンが浮かびました。元々、本と本屋は大好きでした。加えてその頃、地元(埼玉県)で2011年の東日本大震災を体験した時期とも重なり、人と自然との関係性や社会が直面していること、自分が大事にしていきたいことはどんなことか、深いレベルで考えさせられたり、インスピレーションを得たりしたこともこの本屋を開く上での大事な土台になっています。
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
御書印(神社の御朱印のように本屋ごとのスタンプと一筆を有料配布)参加店です。お隣には可愛い焼き菓子屋さんと花屋さん、落ち着くカフェもあります。お散歩がてらぜひお気軽にお立ち寄りください。尚、コロナ禍以降、今のところ営業日は週3日ほどに短縮しております。臨時休業日はSNSにてご案内しておりますのでご確認ください。種まきシーズンの3月、9月は店内に自家採取したタネ交換コーナーのボックスを設置しています。タネの品種名・採取年月日・採取地を明記してボックスに入れ、気になるタネがあったら持ち帰って育ててみてください。無農薬・無化学肥料のタネも販売しています。
トロル
お店のご紹介
トロルは西武新宿線、東村山駅西口から徒歩3分。
ちょっと裏通りにございます。
店舗では、児童書・福祉や保育の本(店の奥)・玩具など販売しております。
その他、全国各地で行われる福祉・保育関係の研修会・学会等での書籍出張販売や書籍出版なども行っております。
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
最近のおすすめは「ゆうやけにとけていく」作/ザ・キャビンカンパニー(小学館)です。
ページを開いたとたんに、ゆうやけに包まれ、静かな夜がやってきます。
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
本屋さんの空気が好きだったので、自分でも本屋を作ってみることに。絵本は、表紙から伝わる驚きとざわざわする感じがおもしろかったので。
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
おもちゃ箱をひっくりかえしたような本屋です。なにか見つかるとうれしいです。
ブックセンター滝山/野崎書林
お店のご紹介
東久留米市で30余年、地域の書店として営業している2店舗です。
【ブックセンター滝山】原武史「滝山コミューン一九七四」でも有名な?昭和40年代の面影を残す滝山団地にある郊外書店。団地の風景は最近では日曜ドラマ『日曜の夜ぐらいは...』の撮影にも使われています。店内は2021年にDIYでリニューアルして、GEOのDVDレンタルと白洋舎クリーニングという地域密着のサービスも店内に併設しています。
【野崎書林】西武池袋線の東久留米駅前の書店。2020年に店内をDIYでリニューアルして、書店の中に野菜や農産物の直売所「マルシェ」のある、ちょっと珍しい駅前書店になりました。GEOのゲーム販売店も併設。通勤通学の行き帰りに、日々の食卓の野菜と(体の栄養)と、学びや楽しみの本やゲーム(心の栄養)を補充できます。東久留米在住だった漫画家「手塚治虫」のコミックや、東久留米の出版社「共和国」のミニコーナーもあります。
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』スザンヌ・シマード著 ダイヤモンド社 2023年
郊外の一書店にちょっと内容の濃い本が配本(書店の本は毎日発行される100点余の新刊からその書店にあったものが自動的に配送されてきます)されることはめったにないのですが、滝山店に入荷した、カナダの森林研究者の森に関する研究ドキュメンタリー。森の生態系を解き明かす自然科学のテーマももちろん、著者の女性科学者としての生き方、子ども、家族、引っ越し、キャリアがそこに交差していく。仕事柄、農業系の翻訳書はかなり読みますが、こういう描き方があったのか!と思わせる面白さも中身もある本です。
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
実家が代々の農家で書店でした。今も農業をしながら書店もやる、晴耕雨読を地で行くことにしています。
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
最近何か足りていないな?と思ったら、それは「本」かもしれません。
スマホの画面からちょっとだけ目を離して、何かを探しにふらっと書店へでかけてみる時間は意外と豊かなひとときになるかもしれません。
地域の未来のために、私たちはこれからも地域の書店でありつづけたいと思います。
古本 一角文庫
お店のご紹介
無店舗でインターネット通販とイベント出展で営業する古本屋です。これといった専門はなく古書全般を扱っています。最近、山岳関係の本の取り扱いに力を入れ始めました。
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
「山のABC」
山界隈の作家、画家のオールスターが集結して作り上げた三冊組の本。それぞれの著者が存分に力を発揮、魅力のかけ算で山への憧れと登山の喜びが詰まった類まれな作品となっています。装丁も素晴らしい。
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
組織に属さずに古本という「モノ」を売って暮らすことができるなら自分にとって最高なのではないかという思いつきから。
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
インターネットやイベント会場のどこかで偶然にも当店の本がお目にかかることがありましたらその際はよろしくお願いいたします。出張買取も承っておりますので本の種類や量の多寡に関わらずご相談ください。
古本×古着 ゆるや
お店のご紹介
2021年に東村山市にオープンした古本と古着のお店です。哲学や小説、アートに音楽、歴史や社会科学から自然科学、はては漫画に洋書まで幅広く扱っています。古着や小物雑貨なども売っています。
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
0円ハウス
坂口恭平
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
今までいろいろな仕事をしてきましたが基本的に「お店」が好きで、何かおもしろいお店をやりたいと思っていたところ、東村山に古い倉庫物件を見つけたのでそこを借りて始めました。自分の家にも友人の家にも本がたくさんあったので、まずそれを売ることからスタートしました。
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
入り口がちょっと狭いけれど、入ってみると「外見とのギャップに驚く」と言われます。棚の並べ方には力を入れており「面白い」「尖ってる」「宝探し」「カオス」という声をお客様からいただきます。めちゃくちゃな並びに見えるかもしれませんが、意外と丁寧に作っています。ぜひ遊びに来てゆるりと眺めてください。
丸山書房
お店のご紹介
昭和40年4 月、先代が定年とともに自宅の一角を改装して念願だった10坪の小さな書店を西武新宿線久米川駅南口前に開業しました。
当時住宅街だった駅前も東村山町から東村山市になり、ロータリーの新設など発展していく様子を日々見守りつつ地元の皆様に支えられ現在に至ります。
最近はHPのリニューアルや&meenaという雑貨販売プロジェクトを立ち上げ、犬猫雑貨を中心に地元作家のハンドメイドアイテムなども扱っております。また、雑貨商品のE Cサイトも展開しております。
Q1.おすすめの1冊を教えてください。
『でんしゃとしょかん』文研出版 1,430円(税込)
東京都東村山市美住町の小さな公園の中にある「くめがわ電車図書館」をモデルとして書かれた絵本です。
市立図書館ができる前から地域の子ども達の読書活動を支えており、車内には約5000冊の本が並べられております。電車の内装もそのまま運転席、座席、つり革などもあるので鉄道ファンの子ども達にも人気な図書館です。
本書は「でんしゃとしょかん」の日常風景が温かいイラストで描かれております。
お越しの際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(児童書担当:木村)
Q2.今のお仕事をするきっかけとなった事柄や本を教えてください。
子育ても一段落し、働きたいなと思って求人情報を探していたところ、偶然店先に貼られた求人を見つけたのが丸山書房で働き始めたきっかけです。本が好きなのでとてもラッキーでした。早10数年働いていますが大手チェーンとは違う「街の本屋さん」という感じが気に入っています。(実用書担当:野中)
Q3.お店を利用される方へのメッセージ
地域に根差した「街の本屋さん」であり続けること、地元作家さんの著作や手作り雑貨のコーナーなど「見て楽しい空間」を心がけております。
電車やバスの待ち時間やデートの待ち合わせにもお気軽にご利用ください。
このページに関するお問い合わせ
教育部 図書館
〒203-0054 東京都東久留米市中央町2-6-23
電話:042-475-4646 ファクス:042-475-6631
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