ナラ枯れ被害について
ページ番号 1018633 更新日 令和7年3月21日
ナラ枯れ被害が発生しています
東久留米市内の公園や緑地保全地域、遊歩道などで、ナラ枯れと呼ばれる樹木の伝染病の被害が出ています。
ナラ枯れとは?
ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌によって、ナラ類(ミズナラ、コナラなど)、シイ、カシ類(アラカシ、スダジイ、マテバシイなど)の樹木を枯らす樹木の伝染病のことをいいます。人間やほかの動物に感染はしません。
ナラ菌が樹木内に入り繁殖することによって、水分等を吸い上げる機能を失い、急速に葉の色が赤褐色に変色します。
平成2年(1990年)ごろから本州日本海側で被害が確認され、近年、全国的に被害が広がっており、東久留米市においても、令和2年(2020年)8月ごろから緑地保全地域等においてナラ枯れの発生が確認されています。
ナラ枯れ被害木の特徴
- フラス(木くず)が、木の根元や樹皮に堆積している。
- 梅雨明けから晩夏にかけ急に葉が萎れ、茶色や赤褐色に枯れる。
- 幹に、直径2mmほどの穴がたくさん空いている。
フラス(木くず)が、木の根元や樹皮に堆積している
葉が赤褐色に変色している
幹に2ミリメートルほどの穴があいている
ナラ枯れの対策
ナラ枯れは、樹木の伝染病であることから、発生している状況を放置することは、市内の樹林地、近隣市の樹林地等へ被害を拡大させ、多くの樹木が枯損し、倒木の恐れが出るほか、生物の生息域にも変化を与える可能性があります。
市では、市内ボランティア団体と連携しながら、ナラ枯れ被害の情報収集に努めると共に、必要に応じて、公園、樹林地などの市管理地におけるナラ枯れによる枯損木や枯損の恐れのある樹木について、伐採等の対応を行い、緑の保全を行っています。
ナラ枯れに係る主な取り組み状況
令和5年度の取組み
・滝山公園 コナラ14本伐採
・白山公園 コナラ等3本伐採
・滝山地区街路樹 コナラ等23本伐採
令和6年度の取組み
・前沢森の広場 コナラ等59本伐採
・南町森の広場 コナラ等64本伐採
詳細情報について
ナラ枯れの防除手法等は、林野庁のホームページでご確認ください。
危険なキノコにご注意ください
市内の緑地で「カエンタケ」と呼ばれる猛毒のキノコが確認されています。
ナラ枯被害木の周辺では、カエンタケが発生しやすいとの報告もあります。
カエンタケは燃えるような炎(火炎)のような形をしており、毒性が非常に強く触れるだけでも危険なキノコですので、絶対に触らないでください。
また、食べた場合、死に至ることがあります。
特に背丈の低いお子様や、犬の散歩時には十分注意してください。
公園や緑地等でカエンタケと思われるキノコを発見したら、緑と公園係までご連絡ください。
カエンタケの特徴
色と形 | 表面はオレンジ色から赤色、細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生する。中は白く、硬い。 |
発生時期 | 夏から秋 |
発生場所 | ブナ、コナラなどナラ類などの広葉樹賃の地上に群生して発生する。 |
間違えやすい食用キノコ | ベニナギナタタケ(シロソウメンタケ科ナギナタタケ属) |
症状 | 食後30分から、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足のしびれなどの症状を起こす。2日後に、消化器不全、小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもある。 |
毒性成分 |
トリコテセン類:毒性は強く、食べても、触っても毒である。死亡例あり。 (注意)見た目は気味が悪く、食用に見えないが、薬用と勘違いして酒に浸して飲んで中毒を起こし、死亡した例がある。 |
出典 厚生労働省ホームページ 自然毒のリスクプロファイル
東京都保全地域内で発生したカエンタケの画像
このページに関するお問い合わせ
環境安全部 環境政策課 緑と公園係
〒203-8555 東京都東久留米市本町3-3-1
電話:042-470-7753 ファクス:042-470-7809
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。
都市建設部 管理課 道路・河川施設担当
〒203-8555 東京都東久留米市本町3-3-1
電話:042-470-7767 ファクス:042-470-7809
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