第1回 神州一味噌株式会社(令和元年8月27日)
ページ番号 1013855 更新日 令和1年9月5日
左:並木市長 右:塩谷社長
令和元年8月27日(火曜日)、市内にある神州一味噌株式会社 東京本社&東久留米工場(1973年建設、フリーズドライ工場)を訪問させていただきました。
神州一味噌株式会社は、1662年に諏訪湖のある信州上諏訪で酒造業として創業し、元々の事業は酒造りでありましたが、1916年に味噌の醸造を開始し、1933年に酒造業と味噌等を製造する食品業を行う宮坂醸造株式会社が設立されました。製造した味噌は、「神州一味噌」とブランド化し、キャラクター「み子ちゃん」が出演するTVCMで大ヒット。
2016年、サッポログループに加わり、翌2017年には「神州一味噌」というブランド名にちなんで、宮坂醸造株式会社から神州一味噌株式会社へと社名を変更し、現在に至るそうです。
神州一味噌株式会社 東京本社&東久留米工場(東久留米市前沢3-15-8)
塩谷社長の味噌への思い
塩谷社長「神州一味噌株式会社は業界の中でも画期的なことに取り組んでおり、フリーズドライの味噌を最初に作った会社であります。このフリーズドライ技術を生かし、今年一押しの商品として「パパッと味噌パウダー」を発売いたしました。これは、味噌を粉状にしたもので、食事の様々な場面において、パパッと振り掛けて使用できる大変便利なものです。
現在の味噌業界では、残念ながら生味噌の消費量が少しずつ減少しておりますが、インスタント味噌汁の消費量は増加しております。味噌汁が高血圧症の原因になるという説により悪者扱いされた時期もありましたが、近年の研究では体に良いものであるという結果も報告されております。神州一味噌は、小さいお子さんからお年寄りまでもっと健康に貢献したいという思いで製造し始めました。当社はこれからも生味噌を造るとともに、それを加工し、インスタントにしてお客様に届けることで、皆さまをホッとさせるお味噌づくりを続けていきます。」
塩谷社長から会社概要と味噌についてのお話をしていただき、味噌への熱意が伝わってきました。
塩谷社長一押しの「パパッと味噌パウダー」
事業説明の様子
工場見学の様子
工場見学では、味噌等のフリーズドライの工程を見学させていただきました。
味噌や具材の前処理をした後は、-35℃の大型冷凍庫の中で約20時間、急速冷凍する工程です。市長も冷凍庫の中に入り、極寒体験をしました。これまで体験したことのない寒さに、一同驚愕!冷凍庫内での作業は1回5分程度が限界だそうです。
次は、凍結させた味噌等を乾燥させる工程です。乾燥機の中を減圧し、真空状態にすることで、味噌内に存在する氷の粒を一気に気体に変化(昇華)させるそうです。
乾燥させた製品は、袋詰め等の処理後に、お客様のもとに届けられるそうです。
工場見学では、徹底した衛生・品質管理、見たことのない機材ばかりであり、市長をはじめ一同、驚きの連続でした。
大型の冷凍庫(-35度)で極寒体験
乾燥工程(乾燥機の中は真空状態)
乾燥機の中をのぞく並木市長
フリーズドライした製品の袋詰め
左:浅見工場長 中央:並木市長 右:石原部長
お忙しいところご対応いただいた塩谷社長、浅見工場長、石原部長をはじめ、従業員の皆様に改めて感謝を申し上げます。
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