東久留米市自転車等放置防止対策審議会（答申）（平成16年3月）

自転車等駐車場使用料等の改定について

答申

平成16年3月29日

東久留米市自転車等放置防止対策審議会

1　はじめに

当審議会は、今回、市長からの諮問にあたり、「自転車等駐車場使用料等の改定について」慎重に検討を行った。
以下、次のとおり答申する。

2　自転車等駐車場利用の現状

平成15年度現在、自転車等の収容台数について年間登録7箇所の駐車場で4,600台が収容できるスペースがあり、おおむね月4,000台くらいの登録利用がある。
一時利用についても、2箇所の駐車場で1,000台収容できるスペースがあり利用状況は、ほとんど満車である。（天候が悪い日の利用者は半数くらいである。）
次に運営状況を見ると、自転車等使用料の収入と維持管理に必要な経常的経費の支出を比較した場合、平成14年度は、駐車場整備や土地の返還がなかったので市の負担が少なかったが、駐車場ができた昭和63年度以降から平成13年度まではかなりの投資的経費がかかっている。この間における歳入と歳出の計では市の負担金として約8億円の持出がある。
なお、平成16年度以降においても投資的経費の歳出が見込まれる状況である。

3　基本的な考え方

自転車等の登録使用料については、駅周辺にありながら登録使用料自転車が月1,000円（学生600円）・バイクが1,250円（学生750円）と土地利用の面や他市から見ても低い使用料となっている。
また、月の利用日数等を勘案して一時利用とのバランスを考えると登録使用料の改定をする必要がある。
改定については、今後のことを踏まえて総合的な面から審議した結論として自転車等の登録使用料金を70％くらい上げ改定するのが適正であると判断をした。
また、一時利用の改定については、民間企業等の運営状況などから今回は据え置き現行の使用料としたい。
撤去料の改定についても、撤去後の管理業務などを考えると現行の撤去料としたい。

第8期東久留米市自転車等放置防止対策審議会経過

第1回：第8期東久留米市自転車等放置防止対策審議会委員の委嘱、会長、副会長の互選
第2回：視察（近隣市駐車場）、駐車場の状況等について（資料配布）
第3回：自転車等駐車場使用料金について（資料配布）
第4回：自転車等駐車場使用料金について（資料配布）
第5回：自転車等駐車場使用料金改定答申