第3回 今後の都市公園の取組み方針
ページ番号 1023305 更新日 令和5年12月5日
都市公園の整備方針
前回お伝えした市が抱える7つの課題を踏まえ、これからの50年間を見据えた都市公園を整備するにあたり5つの取り組み方針に基づき、進めていきます。
7つの課題
- 公園の75%が小規模であること
- 市民一人当たりの公園敷地面積が標準である5平方メートルに達していない
- 公園の施設・遊具の老朽化
- 厳しい財政状況の中で、公園維持管理の労力・経費の増大
- 民間資金・活力の活用
- ボール遊びのできる公園整備
- 地域・行政課題の解決を見据えたパークマネジメント
5つの取り組み方針
地域・行政課題を同時に解決できるパークマネジメント
都市公園を単に公園(緑とオープンスペース)として捉えるのではなく、まちづくりの全体的視点によりパークマネジメントを行い、地域課題・行政課題を解決できるよう検討します。
基幹公園等の整備
市内を一定区域に区分けし、その区域内の基幹公園としての役割を担う都市公園の創設、再編とともに、地域資源や特色を活かした持続的に※ストック効果が期待できる公園づくりを検討します。
※ストック効果とは
整備された公園が機能することによって、継続的に効率性や生活の質などを高める効果のことです。
ボール遊びのできる環境整備
市が今後の重点的取組みと位置付ける子どもたちへの投資の一環として、一つの小学校区域で一つ以上の「こどもがボールで遊べる環境」を整備できるよう検討します。
地域とのコンセンサス(合意形成)を得ながら公園ストックの再編
地域住民の生活の一部として定着している都市公園などが、その地域の実情に沿ったストック効果をさらに最大限発揮できるよう住民の意見に沿った機能別再編について検討します。
民間資金・民間活力等の導入
都市公園の維持管理に民間資金・活力を最大限活用できる「公募設置管理制度(Park-PFI)」などの導入を検討します。
※公募設置管理制度(Park-PFI)とは
平成29年に新設された制度で、「飲食店、売店等の公園利用者の利便性を向上させる公園施設の設置と、施設から得られる収益を活用してその周辺の園路、広場等の公園施設の整備・改修等を一体的に行う者を、公募により選定する」制度です。
南町公園について
市では、これまで多くの要望が寄せられていた「ボール遊びのできる公園」について、今回お知らせした取り組み方針の策定と並行し、設置に向けた取り組みを行ってきました。その結果、5年3月に南町公園(南町3‐9)(1650平方メートル)の整備が完了し、「ボール遊びのできる公園」として利用が可能になりました。現在は、防球ネットで囲われた公園内において、多くのこども達がキャッチボールやボール蹴りなどの遊びを楽しめるようになりました。
今後の取り組み
課題解決に向けて、市民の皆さんから広くご意見を伺いながら、その他の取組みについても様々な可能性を探り検討していきます。
このページに関するお問い合わせ
環境安全部 環境政策課 緑と公園係
〒203-8555 東京都東久留米市本町3-3-1
電話:042-470-7753 ファクス:042-470-7809
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。