自治会とは

自治会の役割

　自治会は、地域に住む人々が日頃の親睦と交流を通じて連帯感を強めたり、地域の日々のさまざまな問題に対応したり、住みよい地域を作っていくために住民自身で活動を行う、もっとも身近な暮らしを支えるネットワークです。　

　自治会は地域の住民による任意の団体であることから、設立や解散、加入はそれぞれ自由であり、誰かに強制されるものではありません。しかし、今後社会はますます高齢化が進み、個人だけでは解決することのできない問題が増えてくる中で、地域での住民同士の助け合いは欠かせません。

　自治会は災害時の助け合いや防犯対策等に役立つことが知られています。しかし、いざというときになってから地域で協力しようとしても、近所に誰が住んでいるかわからないのでは、スムーズな助け合いもままなりません。そのためにも日頃から近隣の交流と親睦を図りながら、住民同士のつながりをもつことが大切です。

　東久留米市には大小約120の自治会が登録されています。環境、防犯、親睦など生活に密着したさまざまな活動が行われ、多くの方が参加しています。それぞれの自治会と市は、連携しながらまちづくりについての取り組みを行っています。

自治会の活動

　地域社会には個人や家庭だけでは解決できない問題が数多くあります。自治会の活動は住民同士の親睦活動、地域の課題解決のための活動（防災・防犯活動、地域清掃活動など）があり、住みよい地域を作るためそれぞれの自治会では住民の方が必要とする活動をしています。長く自治会活動を継続させていくためにも、活動が役員や会員の負担にならないようにすることも大切です。
　自治会の活動として決められたものはありませんが、多くの自治会で以下のような活動をしています。

• 防災防犯活動
  　地域住民が安心して暮らせるよう、日頃の防犯やいざというときに備えた防災訓練などを行っています。
• 親睦活動
  　地域の祭りやスポーツなどのイベント等、地域住民同士の交流機会を提供し、自治会内で顔が見える関係をつくりあげます。
• 広報活動
  　イベントの案内や市役所からのお知らせなど各会員の家庭への情報提供の手段として、自治会報を作成したり、地区や班を単位に掲示板、回覧板等を利用して地域の生活に密着した情報をお知らせしています。
• 地域環境美化活動
  　地域の空間がきれいに保たれ、誰もが快適に過ごせるよう、道路や公園等の点検、清掃など環境美化活動を継続しています。この活動は、防災防犯活動にもつながるものです。
• 資源回収活動
  　新聞や雑誌、段ボール、アルミ缶などを回収し、ごみ減量化、リサイクルに取り組みます。
  ※自治会などで資源回収を行い、市の指定する再生資源取扱業者に引き渡した場合、回収量に応じた報奨金を交付する制度（資源回収集団報奨金）があります。

　こうした活動以外にも、行政との連絡機能や自治会内外の地域に関する調整機能などが自治会の活動としてあげられます。