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感染症にご注意を

ページ番号 1000399 更新日  平成27年3月21日

O157・ノロウイルス等による感染症は、予防をきちんと行うことにより防ぐことができます。

夏場に多発するO157などの「腸管出血性大腸菌」、主に冬場に流行する「ノロウイルス」について、特徴・予防ポイントをよく理解し、感染しないよう日頃からご注意ください。

腸管出血性大腸菌とは?

大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在し、そのほとんどは無害ですが、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすものがあります。これらのものは病原性大腸菌とよばれています。

その中でも、ベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすものがあります。腸管出血性大腸菌と呼ばれるもので、「O157」はこの腸管出血性大腸菌の一種です。

潜伏期間

通常2日~7日ですが、2週間の場合もあります。

症状

激しい腹痛、頻回の水様便が主症状ですが、血便となる場合もあります。 発熱は多くの場合は37度台と軽度です。まれに、下痢などの初発症状発現の数日から2週間以内に、溶血性尿毒症症候群(HUS)、また脳症などの重症な合併症が発症する場合があります。

感染源と感染経路

飲食物を介する経口感染がほとんどで、菌に汚染された飲食物を摂取するか、患者の糞便で汚染されたものを口にすることが原因となります。このため人から人へ二次感染を起こすことがあり、家族内での感染事例も多く報告されています。

予防上の注意点

腸管出血性大腸菌は熱に弱く、一般的な消毒剤で死滅します。そのための次のような予防対策をとりましょう。

  • 調理や食事の前、トイレの後には、十分に手を洗いましょう。
  • 調理器具は食品ごとにこまめに流水で洗い、熱湯をかけておきましょう。
  • 生野菜は流水でよく洗い、加熱する食品は十分に加熱(中心部を75度で1分間以上)しましょう。
  • 焼肉をする場合は、生肉専用の箸を用いるなど、箸の使い分けをしましょう。

ノロウイルスとは?

ノロウイルスとは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。主に冬場に胃腸炎を起こします。ごく少量のウイルスで発症する、感染力のとても強いウイルスです。

潜伏期間

1日~3日

症状

下痢やおう吐などが主な症状です。ウイルスは感染してから1週間程度便中に排泄され続けます。

感染源と感染経路

感染経路は、基本的には経口感染です。

  1. 食品から人への感染
    二枚貝などのウイルスが付着した食物を、生や加熱が不十分な状態で食べることにより感染します。
  2. 人から人への感染
    感染した人の便やおう吐物の中にノロウイルスが含まれています。そこからウイルスが手などについて口から感染したり、おう吐物の飛沫から感染することもあります。
  3. 人から食品を介して人への感染
    感染している調理従事者が調理した食品を摂取することにより、感染する場合があります。

予防上の注意点

  • 調理や食事の前、トイレの後には、十分に(石鹸と流水で30秒以上が目安)手を洗いましょう。
  • 調理器具の洗浄・消毒を徹底しましょう。
  • 生で食べる食品は流水でよく洗い、食品は十分に加熱しましょう。
  • 部屋やトイレで吐いた場合は、部屋の換気を十分に行いながら、おう吐物をふき取り、ふき取ったあとを熱湯、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)などの塩素系消毒剤で消毒します。下痢やおう吐物を処理するときは、素手でさわらず使い捨てビニール手袋と使い捨てマスクなどを使用しましょう。

感染症法での取り扱い

三類感染症に分類され、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることになっています。菌が陰性になるまでは、飲食業等に従事することを禁止されています。

学校保健法での取り扱い

学校保健法では、第三種の伝染病に指定されており、有症状者の場合には、医師によって伝染のおそれがないと認められるまで出席停止となっています。

このページに関するお問い合わせ

福祉保健部 健康課 予防係
〒203-0033 東京都東久留米市滝山4-3-14
電話:042-477-0030 ファクス:042-477-0033
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。



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